臭いに関する資格【臭気判定士試験】
臭気判定士とは、社団法人 におい・かおり環境協会が実施する臭気測定責任者として
認定する為の国家資格試験の事をいいます。
臭気判定士は普段あまり聞き慣れない資格名ではありますが、環境大臣が認める
臭気環境分野初の国家資格試験です。
臭気は様々な物質が混ざり合う事により発生します。
混ざり合う事でにおいの濃度や質が変わる為、機械で測定するだけの数値で
においの強さを表す事は極めて困難であるといわれています。
こうした中で日本でも昭和40年代から人間の嗅覚による「三点比較式臭袋法」と
呼ばれる方法を用いて臭気対策に利用が開始され、平成7年より悪臭防止法の
規制基準のひとつである臭気指数測定法に採用されました。
においを嗅ぎ分ける専門家、それが「臭気判定士」なのです。
試験内容は以下の通り設定されています
受験資格:18歳以上の方であればどなたでも受検できます
講習方法:テキストによる独学
試験時期:筆記試験…11月 嗅覚検査…指定機関開催時
※嗅覚検査は免状交付申請前1年以内または有効期限6ヶ月以内の受検必須です
実施地域:以下の通りです
筆記試験…東京都・愛知県・大阪府内指定会場
嗅覚検査…協会指定各地検査機関(全41箇所)
試験内容:以下の通りです
【筆記試験】
1.嗅覚概論
・においを感じる仕組みや嗅覚の特徴
2.悪臭防止行政
・悪臭防止法の規制・規則等
3.悪臭測定概論
・臭気の測定方法
4.分析統計概論
・三点比較式臭袋法
・三点比較式フラスコ法など集計する際に必要な統計学的内容
5.臭気指数等の測定実務
・一連の嗅覚測定実務
【嗅覚検査実施方法】
1-5までの番号が書かれた5本のにおい紙から基準臭液によりにおいの付いた
2本の「におい紙」を嗅ぎ当てる方法です(所要時間:15分)
1.5本の「におい紙」を1セットとし検査員より配布
2.「におい紙」を1本ずつ鼻に近づけ、においを嗅ぐ
3.においが付いていると思われる「におい紙」の番号を回答用紙に記入
4.回答用紙を検査員に渡し、におい紙を破棄する
5.5種類の基準臭毎に上記1-4の作業を繰り返す
臭気判定士試験及び嗅覚検査合格後に申請を行い免状を授与する事はすなわち
「臭気測定業務従事者」としての認定を受けている事と同じ扱いになります。
臭気判定士はにおいを嗅ぎ分けるスペシャリストであり、三点比較式臭袋法による
臭気判定の管理・統括責任者ですから、正確ににおいを判断しなければなりません。
嗅覚は体調によって変動すると言われていますので、大変デリケートな職種です。
体調管理も仕事のひとつと考えても過言ではありません。
医薬品・化学品・プラント業界などISO14001を取得している企業で
主に希望される資格です。
必ずしも良い香りばかりを測定する訳ではありませんが、嗅覚に自信のある方や
興味がある方は是非取得するとよいでしょう。
2008年08月08日 13:33|医療福祉・教育系の資格・環境・安全系の資格




